最近猛暑日が続いていますね。全国天気を見ると、こちらより内地の都会のほうが気温が高い日が多いのですね…
いつか沖縄が避暑地みたいになるのかな…
とはいえこちらもちゃんと暑く、特に海水温は30度を超えるところが出るほどの上昇っぷり。
原因は台風があまり来てくれていないということ。
皆さんのなかでは「台風は災害をもたらすもの、来ないに越したことはない」というイメージが強いと思いますが、
このあたりでは、台風は、暑い夏に海をかき混ぜてくれる恵みの台風でもあります。
台風が来ずに水温が上がった海中では、サンゴとイソギンチャクたちが白化現象を起こしています。
どちらも褐虫藻というものを飼っているような生き方で、褐虫藻が光合成で得た栄養をもらっている共存方法。
暑すぎるとこの褐虫藻が逃げて行ってしまって白くなるのですね。
下は最近のイソギンチャク。見事に白化していますね…
ニモでおなじみのこのカクレクマノミの住処は、センジュイソギンチャク。普段はこんなに濃い色をしています。↓
それがこんなに白い…ちょっときれいだなと思っちゃうくらいに…白い…
そしてたまにこのイソギンチャクはぎゅうぅぅぅ~っと、たたまれちゃうことがあるのです。ほんとに巾着みたい。
ニモたちもちょっと慌て顔。
こちらはクマノミ。カクレクマノミよりもちょっと平べったくて色もシックなものが多いかな。
この子達の住処はシライトイソギンチャク。イソギンチャクと各クマノミとは相性があるんですね。
これは普段の色。
そしてこれが今。真っ白! 見た目には美しいんだけど、苦しい状態なのよね~…
イソギンチャクは白化の後も死んでしまうことが少なく、また褐虫藻が戻ってくるのを待っていられるようです。
白化のあと死んでしまうということで心配なのが、珊瑚。
普段青や黄色で鮮やかなポイントも、
淡い色から徐々に白くなってきています ( ノД`)シクシク…
こちらは枝珊瑚たちの白化。何とかくいとどまってほしい。
チョット大きめな台風9号ができたようです。
来週にはここをかすめる予報。
珊瑚やイソギンチャクたちが元気を取り戻せますように。
☆Aya☆