光を忘れた闇2006年7月18日
ぐおぉーブキッ!
突然何かがズレた。
ぐぉーんブキッ!
まただ。意識しなくても当然のように一つだったものが別々に重力に引き裂かれようとしている。
それを動かそうとしても電気の線がきれてしまったみたいにもうつながらない。
少しでも気を抜くと全てが崩れ落ちそうだ。
辛うじて、なにか不思議な力が自分の中で働いている
それだけが僕をコントロールさせている。
なにが起こったのかわからない。
だが、確実に電気が走るような激痛が加速度的に大きくなってくる。
微かにつながれていた光が、どんどん大きくなる闇へ吸い込まれようとしている
よし!行こう!
僕は決心した。
もうこれ以上立っていることも歩くこともできなくなるその前に、なんとか病院へ辿り着いかなければならない。
気合いと緊張感だけが、僕と病院への距離を狭める。
ふぅ
途中たくさんの脂汗と、何度もなまめかしい吐息が白昼堂々響きわたる
ふぅ
何度か深呼吸をし、パニックにならないように自分を落ち着ける
おぅうん
入り口へ着いた瞬間、その場で崩れ落ちた。
その時、もう僕は光の世界へコネクトできないことを悟った。
終わった…
僕を完全に闇が支配している。
もう絶望的だ。
さっきまで動けたのは例えていうなら『火事場のくそ力』というものだろうか。。
西表島の診療所でレントゲン撮影を試みたが、どうやら機械が壊れていたらしく結局、石垣まで運ばれレントゲン撮影。
結果は膝骨折。
朝事故が起きてからすでに12時間たってから結果がわかった。
これが八重山時間ということを初めて思い知らされた。
これでも急患扱いだというからビックリだ。
ひとつ不思議だったのは骨折をしても興奮さえしていれば人は歩くことができるということだ
はい、みなさんこれでは何が起こったのかわかりませんね
この詳しいいきさつについてはひまなときのネタとしてマジにバトンを渡したいと思います(‘-^*)/
トモ