初夏の風物詩、サガリバナがシーズン真っ盛りです。
夜に咲き、朝には散ってしまう神秘の花。
見ごろを迎えるのは6月末からの一カ月ほど。
今がその真っ最中なのですが、やはり花も生き物も活発になるのは大潮。
みんな月と連動しているんですね。
先日の大潮は満月。ヘッドライトがいらないくらい明るい夜。
3:30amから出発してカヌーで観察しに行きます。
さすが満月!花の数がすごい!こちらの鞘は豪華に大量の満開!
カヌーならではのこの距離感。下に入り込んだりして、間近で写真を撮れるのが魅力。
夜から朝になっていくこの瞬間が美しい。
このコースで一番ピンクの濃いサガリバナ。ゴージャスな咲きっぷりですね♡
みんなが写真を撮っている間、カメラも携帯も置いてきちゃったよ~!というお姉さんが残念顔…
でも、誰よりも肉眼でサガリバナを堪能していたのは間違いなくおねぇさん。
写真を撮り始めてしまうと、モニターやファインダーばかり見てしまうものですものね。
どの瞬間も見逃したくないくらい、朝を迎えるサガリバナたちの刻一刻と変わる姿。
香り、ぶら下がって咲くところ、蜂たちたちが集まってきて受粉を手伝っている姿、落ちる瞬間、流れていく花…
すっかり明るくなって朝を迎えると、音を立ててぼとぼとと花が散ってきます。
上向きで水に浮かぶ姿がまた美しい。
帰り道の楽しみは浮いた花の間を漕いでいくこと。
この花の近さ、ゆるやかに流れる時間、
カヌーならではの楽しみ方です♪
大潮の満潮に当たったこの日、驚くほど水位は高く、花も蕾も水につかっているところまであります。
それでも枯れずにたくましく生きるサガリバナ。
美しくて強くて甘い香りがして…みんなを魅了する季節限定の花…。なんて魅力的。
朝日に向かって漕ぐ帰り道もすがすがしい気分。
マングローブたちが日に照らされて水面にも映り、これまた美しい。
早起きした人だけが楽しめる、早朝サガリバナツアー。この季節ならではの贅沢♡です。
☆Aya☆
水辺に黄色が映える、オオハマボウが咲き始めています。
今年はいつもより花が多いみたい。
今日は誰もいないピナイサーラの滝へ。
例年ならばこの季節もうピナイサーラの滝は人であふれ始めるのだけど、コロナの影響でがらんとしている。スタッフ連れだってフィールド調査に向かいます♪
カヤックでマングローブの赤ちゃんエリアに入り込んでみました。小さな苗木が水の中からすくっと立っているのが幻想的。
汽水域から真水のエリアへ。木のトンネルを抜けると今度はトレッキング。
塩水の混じらない真水エリアに入ると苔たちが元気で水辺の景色が一変します。
アカギの大木は相変わらずカッコいい。人が長く踏まなかったせいか、根の丸みが増えているようでした。
軽快に山道を歩いていると、サキシマハブの捕食シーンに遭遇!
くわえられているのは、しっぽが美しいイシガキトカゲ。
食物連鎖目の当たり!
誰もいない滝つぼでは気兼ねなく何度も飛び込んだり、
大岩の上で寝転んで滝の音をバックにウトウトしてみたり…
普段人でごった返すシーズン中にはできないことを堪能♪ なんて贅沢。
水辺にはサガリバナも浮かんでいました。シーズンが始まります。
例年より遅いシーズンスタートとなる今年の西表島…
西表島モンスーンも、6月20日から営業を開始いたします。
この夏はどうなることやら…健康に気を付けて夏を乗り切りましょう~!
☆Aya☆