5月、西表島のジャングルを歩くと頻繁に甘い香りが漂ってくる。
この香りの出どころは、ヤシ科のコミノクロツグの花。
海ブドウのお化けのようないでたちのオレンジの花は、金木犀に似た良い香りを放ちます。
足元にはささやかな白い花、コウトウシュウカイドウが揺れています。
この花の形、町の花屋で見たことあるわ、という方も多いのは、ポットで良く売られている「ベゴニア」の原種といわれているから。
ベゴニアよりも株の下の茎が長く、ここは齧ると目が覚めるほど酸っぱい味がします。
そしてこの季節、道路わきや庭先など、島のあちらこちらで目にするのが、月桃の花。
お茶になったり香料になったり化粧水になったり、食品に敷いて使ったりと、用途の多いこの植物、花も見ごたえがあります。
葉に包まれた花房が出てきたところ。
蕾の先の淡いピンクが桃まんじゅうを連想させる。
月に桃、という美しい名はこの花の姿から来たようです。
そして今西表島モンスーンの玄関先には、ピンクの花たちがワッサワッサと競うように開花中♪
大輪のハイビスカスと、ブーゲンビリア、そして砂漠のバラ「アデニウム」。
ポストしたの小鉢も頑張っています。
玄関先に眩しいピンク、今日も元気が出ます♡
☆Aya☆