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【季節の動植物シリーズ】カテゴリーの記事

サガリバナ満開2007年6月30日

【6月27日 前良川】 サガリバナ(サガリバナ科) サガリ花
夜に花を咲かせ、翌朝に落花してしまう一日しか咲かない花。 今年も、満開に咲き始めました。 モンスーンでは、6月25日から期間限定の人気ツアー、サガリ花観察コースを開催しました。 西表島の東部にある前良川(マイラ川)という川の上流を目指し、まだ暗い川を懐中電灯で照らしながらカヌーを漕いで行きます。 天気が良ければ満天の星空を眺めながらサガリバナが咲いているところまで行き、水面に落ちて行く花を見ながら、今度は花のじゅうたんの間をカヌーで通り抜け、朝日に向かって戻って行く。 そんな幻想的なツアーなのです。 写真は白色の花ですが、ピンク色バージョンもあります。 咲いているときはチョコレートの様な甘~い香りがするのです。 朝4:00頃スタートで早いですが、そんな眠い目も サガリバナがビカッ!っと開けてくれるでしょう。

サガリバナ&ゲッキツ2007年6月21日

梅雨明けしたみたいですなぁ。快晴です。夏の雲です。 【6月21日 マーレ川上流】 サガリバナ(サガリバナ科)  サガリバナ
花が、けっこう咲いて落ちております。 夜に咲き翌朝には落花してしまう、一日しか咲かない花。 モンスーンのサガリバナツアーは6月25日から始まり、今年もまた幻想的な世界を楽しめる時期がやってきました! *************************************** サガリバナツアーの魅力  ・暗いうちに川をカヌーで漕ぐので、天気がよければ天の川を眺めながら漕げる♪  ・花がキレイ♪  ・花の香りがチョコレートみたいな美味しい匂い♪  ・花が落ちる瞬間の音が大きく、生命を感じる♪  ・花のじゅうたんの間をカヌーで渡る♪  ・朝日が昇って行くのを見ながらカヌーを漕ぐ♪  ・早朝なので涼しい♪ *************************************** 【6月21日 ニラカナイホテル付近】 ゲッキツ(ミカン科) ゲッキツ
ピンぼけしておりますのは、ゲッキツの花。 車内でもわかるくらいの、さわやかな香りを放っておりました。 果実は赤くなり1センチくらいと小さいですが、見た目も香りもミカン系。 ちなみにこの花が沢山咲く年は、大きな台風が来るといわれているそうで… その言い伝えが本当ならば… 花は七部咲きでお願いします!!(昨年台風で大変だったモンスーン一同より) 【6月15日 ピナイサーラの滝上】 クチナシ(アカネ科)の青い実 クチナシの実
滝上にポツポツと落ちてました。

セマルハコガメ~室内物色2007年6月11日

【6月9日 モンスーン内】 この癒しの宿モンスーンの廊下に何かが動いています。わかりますか?? P6090369~.jpg
なんと、廊下の端を『セマルハコガメ』が歩いていました。かわいいですね~。 P6090355.jpg
セマルハコガメ(ヌマガメ科) P6090379.jpg
このカメさんは国の天然記念物に指定されている珍しいカメさんですが、 西表島では山や民家周辺でもよく見かけます。 甲長は18センチくらいで、首筋が金色になっておりとても美しいです。 外敵から教われると、頭・脚・尾を甲羅の中に引っ込め、 さらにお腹側の甲羅がパタッとフタをするように折れ曲がり、箱のフタを閉じる様な感じです。 そして、背甲が丸くもり上がっている。 だからセマルハコガメ という名がついたのでしょうかね~ たまに引っ込めないのもいたりするのは、太りすぎ?… P6090365.jpg
セマルさんのカッコイイところは、頭を引っ込める時の音! 『シュバッ!!』っと鋭い音を出しながら、すごいスピードで頭引っ込めます。 この音は、マトリックスの船のドアが閉まる時の音。 かわいいところは、一生懸命斜面を登っているのですが、脚を踏み外しコロコロコロ~っと落ちて行く様子。そしてまたチャレンジするところが可愛らしい。 こちらは、6月8日に山の中で発見しました。 甲羅(左前脚付近)に穴があいていて、大きな鳥に突かれたような感じでした。 でも、ちゃんと歩いておりました。早く復活すると良いですね。 070608_1524~0001.jpg
セマルハコガメは天然記念物だけど、海外からの輸入でペットとして飼ったりしている人もいたりします。でも、台湾や中国からの輸入が制約されて、最近では珍しく高価なペットになっているようです。 雑食性で、昆虫や果実を食べたりするのですが、モンスーンの庭に埋めている生ゴミをよく食べにきます。こないだはキャベツを食べていました。親子で背中に子供を乗せている時もあります。 廊下を歩いていたセマルさんをスタッフ3号ガッツが狙っておりましたので、 食べられる前に外へ連れて行きました。 その際、持ち上げると5回に分けてフンをポタポタと発射いたしました。 そのフンをガッツが舐めるかな~と観察していたら、鼻の悪いガッツは気付かずゴミ箱の周辺にある汁をお舐めになっておりました。 雑食性のフンはどんな香りなのかとさっそく嗅いでみたところ… セマルさんのフンは…やはり臭かった。。。フンは糞。

シロハラクイナとお子達2007年6月10日

【6月10日 住吉の道路】 飛べない鳥、シロハラクイナ(クイナ科) 写真は撮れなかった(T_T) ですが、シロハラクイナが子連れで道路を歩き回っておりました。 お子達はフッサフサの黒毛に覆われていて、親の後を連なってついて行きます。 カラダは小さいけど、親並みに脚は大きい。 シロハラさんは、警戒心が強く近づくとすぐに草むらに入ってしまします。 写真を撮りたかったので、入って行った草むら近くでジーッとカメラを構えていると… はるか遠くの歩道を歩いていました(T0T) 何度かチャレンジしているのですが、なかなか撮らせてくれない所がニクいねぇ~ 飛べない鳥と言われていますが、たまに5メートルくらい飛んでたりします。 最近では、モンスーンのスタッフ部屋の周りによく現れるシロハラさんがいるのですが、 片足がないのです。 だけど、ピョンピョンと飛び跳ねながらしっかりと歩いておりました。 以前、馬の足下に落ちている飼料を食べていたキジバトが脚を踏まれ、片足をヒョコヒョコしているのを見ましたが…  さらに、その足下の飼料をスタッフくりあげ3号のガッツも食べていましたが… さらにさらに、足下の近くの馬ふんも食べて、ソフト蹴りを入れられてましたが… 気をつけよう、おいしいエサのぉ 近くの危険。。。

スジグロカバマダラの交尾2007年6月9日

【6月8日 マーレ川上流の小道】 スジグロカバマダラ(マダラチョウ科) スジグロカバマダラ
交尾してます。 気温も蝶もアッツあつです。 朝9:30頃、ピナイサーラの滝ツアーへ行く途中、目の前をふわりふわり~と飛んでいた。 しかも交尾しながら。。。 やがて近くの草ににとまり、じっくり交尾をしているところを激写! 交尾は雄上になってリードするらしいので、上にガシッとつかまっているのが雄なのだろう。 この蝶は、幼虫時代に食べる食草が有毒のため、体内に毒を持っているそうだ。 派手な色合いも『わしら毒持ってるぜぇ~』っと知らせるため…だそうだ。 『なんで派手だから毒持っているてわかるの?』 『毒草食べた蝶は大丈夫なの??』 そんな疑問を持ちませんか? 未熟な私はそっちの方がとても気になり調べてる最中です。 答えがわかったら、このブログに上書きして載せますね~

ムラサキサギ(キムタク)2007年6月7日

【6月4日 夕方の中野ビーチ付近 道路沿い】 ムラサキサギ(サギ科) ムラサキサギ
体長が80センチ近くあり、日本では八重山諸島以外では迷鳥。 全体が紫褐色で美しく、光にあたるとさらにキレイ! この時は、エサを探しながら?道路沿いを歩いていました。 車が横をビュービュー走っていても気にしてない様子。 本には警戒心の強い鳥と書いてあったけど…巣の近くじゃないからかな~??? 歩道の上
ずっと追いかけまわしていたら、歩道にあがったり少し飛んだりと、私とはある一定の距離を保っていました。 それでもしつこく追いかけるスタッフ2号。 ちなみに、むらさきさぎごけ(紫鷺苔)という、ゴマノクハグサ科の花があるそうで、 花が鷺(サギ)の頭に似ているらしいです。 写真を見てみたけど、どのサギの頭かな?っという感じでした。 こちらのムラサキサギ。 鳥マニアさんがこう言ってました。 『あの鳥!鳥界の キムタクなんだよっ!!』 かっこいい という事ですね。 個人的には『動物界のケイン・コスギ』を見てみたいものです。

イシガキトカゲ2007年5月28日

【5月8日 ヒナイサーラの滝付近】 イシガキトカゲ イシガキトカゲ
使用前 青く美しいシッポ。 危険を察知すると…捕まったシッポを切って逃げちゃいます。 急所は狙われない様に… 使用後
使用後 注)切れて落ちていたシッポを撮りました。 ちなみに、肌触りはペタっとしていて滑りは悪いです。 ヌルッとはしてませんでした。 また、早く生えてくるといいネ。

流血の木2007年5月27日

【5月22日 ピナイサーラの滝付近】 キャー!! 血がぁぁぁぁぁっ アカギ01   アカギ02
な~んてね。 樹液です。 『アカギ』と呼ばれてる木です。 こんな感じに、樹液が血の様に真っ赤なのです。 そんな所からこの名前が付いたのでしょうねぇ。。。 ↓ アカギはこのようにイボイボしております。何だか顔みたいですねぇ アカギ03   アカギ04
ピナイサーラの滝つぼへ行く時は、このアカギの根っこの上を通ります。 この木は何だか、ここら辺の “主” の様な気がする。 『今日も通させてもらいますね。いつもありがとう。』 な~んつって、心の中で話しかけております。 <【無関心】が、一番よくない > 数年前に、大先生☆松下竜亮こと、まっちゃんが このアカギの前で教えてくれた。 無関心が、心も自然も枯らしてしまうのだと… ふぅぉ~ かっこええ~!! 【5月24日 ヒナイ川上流】 ツルアダン(タコノキ科) ツルアダン
ついに私の大好きなツルアダンの花が咲き始めました。 なぜ好きかというと、匂いが良い!! まるで綿菓子の様な、小さい頃行ったお祭りの匂いというか… とにかく、いい匂いです♪

ヤマンギ2007年5月2日

【5月2日(水)ピナイサーラ滝上 道中】 イワサキカレハの幼虫(カレハガ科) ヤマンギ
別名『ヤマンギ』 毒針に刺さると大人も泣くくらいの激痛があり、痺れや痒みや熱が出たりするそうですよぉ。 よく木の幹にひっついていたりして、見ての通り、この色合いですから非常にわかりずらいです。 ハブより怖いと地元では恐れられています。 毒針が刺さったら、こすらずにテープなどで取り除いたりするのが良いそうです。 たまたま『ツルアダン』の話をしている時に、くっついていたので見つけやすかったですが、 木をつかむ時は、この“ヤマンギ”に幼虫意! 間違った…要注意!!

コミノクロツグ2007年4月30日

【4月25日 西表島 古見】 コミノクロツグ(ヤシ科) コミノクロツグ
西表島では、コミノクロツグの花が咲いております。 この花はキンモクセイの様な、非常にあっま~い香りで島中を包んでおります。 方言で【マーニ】と呼ばれ、葉っぱで “ゆびハブ” などのおもちゃを作ったりしています。 方言の マーニ の意味… 『真に役立つ根』 名前の由来は…  コミノ  『小実の』(奄美大島の方で見るクロツグより実が小さい)  クロツグ 『黒い繊維』 昔は、幹の根元に付いている葉梢が腐ってできた繊維を、ロープなどに利用していたそうです。 遭難したら使えそうですね。 西表島に暮らすモンスーンスタッフが日々感じたり体験した事を、写真と日記で大公開!西表の自然ガイド・カヌー・ツアー・シュノーケル・乗馬・フレンチブルドッグのガッツ情報・癒しの民宿・秘話など。
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